清水工業株式会社 SHIMIZU INDUSTRY CO.LTD

ABOUT清水工業のこだわり

清水工業の想い Our policy

BIG SCALE CREATE ミリからトンまで 〜繊細さと大胆さと〜

私たちは1966(昭和41)年の創業以来、
「鉄」と向き合い続けてまいりました。

それは橋やトンネル、建物といった私たちの生活に
欠かせないもの。
そして私たちの日常風景の一コマとなるものです。

世界でも優れているといわれる日本のものづくり技術。
その一端を担う私たち清水工業は、どのような物を、
どのような思いで造っているのかをご紹介します。

BIG SCALE PRODUCT

清水工業は巨大な物を造っています

よく「清水工業は何を造っているの?」と聞かれます。ずばり答えると、私たちは巨大な物を造っています。
皆さんは、私たちの工場に置かれている鉄の板を見ても、一体それが何なのか、何の役に立つのか見当もつかないでしょう。
しかし、それは必ず誰かの役に立つもの。そして、意外に皆さんの身近にあるものです。
例えば建設現場。そこでは巨大な建物を建てる前に、必ず強い地盤を造る基礎工事を行います。そのとき地下70mの深さにある土を掘るために必要な、重さ7トンもある掘削機器は、誰が造っているのでしょう?私たちです。
4トンのダンプカーの荷台が一度で満杯になる量の土砂をすくい上げることができる、重さ20トンものハンマーグラブ。これも私たちが造っています。
またある工場で、トンネルを掘削する大型機械を製造しています。私たちは、その大型機械を製作する機械の部品を造っています。
淡路島にある広大な工場は、まさしくそのような巨大な物を造るためのもの。街の風景となる大きなビルなどの建物や、楽しいドライブで利用する橋やトンネルといった皆様の生活に役立つもの、日常生活を便利にするためのものを造っています。

BIG SCALE PERSON

技術も営業もピカイチ
創業者は己の信念に正直に生きた人

清水工業を創業した清水忠彦は、豪快で細やかな性格。現場では溶接や機械操作の腕に優れ、営業もこなすスーパースターのような人でした。
口癖は「鉄は正直」。鉄はごまかしが効きません。本人もこれだ!と思ったことに正面から取り組む、実に真っ正直に生きた人でした。そして何より、この清水工業を我が子のように大切に、文字通り心血を注いで育て上げました。
清水忠彦は兵庫県の淡路島出身で、実家は農家。「一生懸命育てた作物、おいしさに自信のある作物なのに自分たちが値段を決められないとは納得できない」と大阪に出てきて1年ほどサラリーマンを経験。しかし「ここでは社長になれない」と、「鉄」に将来性を見いだし、清水工業を立ち上げ、たった一代でここまで大きくしました。
そんな創業者の情熱と冷静を兼ね備えた精神は、今現在働く私たちの中に力強く息づいています。

  • Episode-1

    「ほんなら工場買うたるわ!」

    清水工業を創業したものの、まだ知り合いの鉄工所の一角を間借りしていた頃。ある日、銀行からお金を借りようとすると「自社工場をもたない会社に、なぜ金を貸さなきゃならない?」「自宅も持ち家じゃないんだろう?」とけんもほろろに断られました。それに怒った清水は、「工場を買う!家も買う!」とすぐに工場を購入。その後自宅も購入しました。
  • Episode-2

    「決起集会や!」仕事がない中、
    全社員で北海道旅行へ

    リーマンショックのとき、1件も仕事が取れず開店休業状態に。ところが清水は、国からの助成金を断り「決起集会や!」と社員全員を連れて北海道旅行へ出発。しかも費用は会社持ち。「みんなでもう一度仕事しよう!」と、落ち込んだ従業員を奮い立たせました。背景にあったのは、「みんなの心が製造業から離れる」という危機感でした。その後も従業員に「基本給ですまん」と言いながら給料を払い続け、みんなで苦しい時期を乗り切ったのです。

BIG SCALE LOVE

「できないものはありません」
ゼロから巨大構造物を生み出す
清水工業の力と愛

「1枚の図面に描かれたモノが、清水工業の工場から巨大な立体構造物となって現れる」。
清水工業が造るものは、とにかく「巨大」が特徴です。あわじ島工場は、巨大な構造物を造るのに十分な敷地を備えています。
清水工業の特長は3つ。
まず熟練の技術を持つ、自慢の従業員がいます。中でも鉄より強度の高い「鋼(はがね)」の加工技術は、他社に絶対に負けません。また巨大な物を扱う一方でミリ単位まで削る、ミリ単位以下までチェックするといった細かな作業力も兼ね備えています。
2つ目は、一気通貫。熟練技術を持つ彼らが最初から最後まで、全ての作業工程に責任を持って携わります。
3つ目は、他にはない物を造ること。私たちが造る物は、大量生産をしていません。必要とする人たちに必要な物を、必要な量だけ、必要な時に造ります。そして必要な場所で、唯一無二の仕事をする物を造っています。他社ではなかなか造れないような特殊な物ほど、挑戦しがいがありますし、ワクワクします。
もしお困りなら、ぜひ図面を持って相談にお越しください。自信をもってこの言葉をお伝えします。「清水工業にできないものはありません」。

BIG SCALE FUTURE

自律する会社へ、
そして従業員が誇れる会社へ

現在、清水工業では組織化へ向けて、体制の刷新を図っています。
弊社も少し前までは、昔気質の職人が「オレの背中を見て学べ」といったやり方を通していました。しかしこれからは違います。熟練者も若手も、従業員みんなで力を合わせていかなければなりません。個人が磨き上げてきた高い技術と知見を、他の従業員と共有すること。「技術の見える化」を図っていきます。
磨き上げてきた技術力を平準化する狙いは、次世代への確実な技術の承継です。そして従業員1人1人が、自分の足で歩むことのできる自律した存在を目指します。
私たちのような規模の企業は、従業員1人1人の責任が大きくなります。そんなやりがいのある製造業という世界に飛び込んでもらった従業員たちに、清水工業の卓越した技術をどんどん引き継ぎ、精鋭部隊となって、1人1人が自律した人間に成長してもらいたいと願っています。
そして従業員が「うちの清水工業はすごいぞ」と、自慢できる会社にしていきたいと思います。自分の会社の良さをどんどん発信したくなるような、従業員が誇れる会社を目指します。

  • 経営理念

    御客様から信頼・安心・愛され続ける事で公共事業を下支えし、会社と従業員の幸せを実現するために、1日1日の事業活動に精進します
  • 基本方針/経営姿勢

    1. ①顧客の期待を超えた製品と価値を提供し続けます
    2. ②常に収益を探求し実現に向けて尽力します
    3. ③公共事業の下支えを旨とする事を誇りとし、やりがいを感じ、そして、自己の成長を体現する会社であり続けます
    4. ④公共事業を通じて、日本や地域の発展に貢献します
    5. ⑤働きやすい職場環境にするために、労働環境や健康経営を実践し、デジタル化も積極的に取り組みます
  • 行動理念

    清水工業は、Oneチームで、全てにおいて一本気で真摯たれ(大勇道大精進)
    1. ①納期と約束を守り、誰に対しても真摯であり続けます
    2. ②不易流行を根本的な価値として、会社の成長に向けカイゼンし続けます
    3. ③新たな事に挑戦する事を楽しみます